浦和レッズのミハイロ・ペトロビッチ監督(59)が今日9日、進退をかける発言をしたホーム・アルビレックス新潟戦を迎える。5日川崎F戦に1-4で敗れた後、不満を持つサポーターに対して「新潟戦から連勝をスタートさせられなければ最初にチームを離れる」と発言。勝負の試合を翌日に控えた8日の会見で「最後の一滴まで力を振り絞る。必ずはい上がる」と言葉に力を込めた。

 出身の旧ユーゴスラビアでは18歳のときに徴兵を経験し、国旗の前で命を捨ててでも戦うことを誓ったという。「浦和にきたときも同じことを思った。明日もその気持ちで戦う。それを伝えたくて、あの言葉になった」と5日の発言について語った。ここ5試合で1勝4敗と失速。この日の練習ではDF槙野を控え組に回すなど、失点が続く守備陣のてこ入れに着手した。指揮官は「必要以上に悲観する状況ではない。明日、必ず勝つ」と誓った。