ジュビロ磐田MF山田大記(28)が、加入後初得点を決めた。10日、磐田大久保グラウンドで行われた静岡産大との練習試合(35分×2本)にトップ下で先発。3点をリードした2本目の2分、中央で左サイドのDF中村太亮(28)から浮き球パスを受けて反転。丁寧にコースを突いた右足シュートでネットを揺らした。「太亮が良いボールをくれた。結果が出て良かったと思います」。

 得点だけでなく、積極的に相手守備陣の背後に飛び出すなど、果敢にゴールに迫る場面が目立った。「求められている役割も少しずつ分かってきたし、70分間、攻守で強度をもってやれたことも良かったです」。表情には、8月31日のチーム合流から11日間でつかんだ手応えがにじんだ。

 チームは今日11日から2日間のオフを挟み、13日に全体練習を再開する。山田は17日の次節ホーム浦和レッズ戦(エコパ)を意識して言った。「札幌戦も具体的なイメージをしながら見ました。攻撃にアクセントを加えられればと思います。自分の中では(次の試合に)出るつもりで準備をしていきます」。浦和戦まで4日間の練習で感覚を研ぎ澄ますつもりだ。【前田和哉】