リーグ戦、ルヴァン杯を合わせて今季3度目の「静岡ダービー」は、ジュビロ磐田が快勝した。アウェーの磐田が先制した。前半27分、FW川又のパスでMFアダイウトンが抜け出すとドリブルを仕掛け、そのまま清水DFを振り切ってゴール右上に決めた。清水エスパルスは同39分、FW北川がボールをキープし、DF松原が左クロスを上げるが、相手DFにクリアされた。清水は同46分、松原が磐田DF高橋と接触した際に激高し、手を使って倒して一発退場。1点を追う清水は、1人少ない状況に追い込まれた。

 さらに磐田は後半17分、MF中村俊の右CKが清水DFをかすめてそのままゴールへ。追加点を奪った。清水は後半からDF清水、MF白崎、FWチアゴ・アウベスを投入し反撃に出た。さらに磐田は同28分、DF桜内の右クロスからMF宮崎がシュートを放ち、清水GK六反がセーブしたが、こぼれ球を途中出場のMF山田が押し込んで3点目。山田は復帰後初得点をダービーで挙げた。清水は同45分、FWチアゴ・アウベスがドリブル突破からシュートを放ったが、磐田GKがセーブ。無得点のまま終わった。

 清水は、アイスタでは02年以来の静岡ダービー敗戦となった。リーグ4戦勝ちなしで、J1残留へ厳しい状況が続く。