浦和レッズは16日、さいたま市内でACL準決勝第2戦の上海上港戦(18日)に向けて非公開練習を行った。練習後、DF槙野智章(30)は精神面の重要性を語った。

 「僕らにとって危険なのは、プラスな要素がそろっていることで、チームとしての気の緩みとして出ないようにしないといけないというところ。済州戦、川崎F戦のように失うものがなくて、点を取りにいかないといけない状態は、いつも以上に自分たちを攻撃的にしてくれたし、アグレッシブにできたけど、今回は失点したくない、0-0でもOKという状況が、どうプラスに働くか」。

 決勝トーナメント1回戦の済州戦、準々決勝の川崎F戦ともに、初戦のアウェーで大敗後、ホームの2戦目で大逆転勝利を飾った。今回の準決勝は、上海上港には初戦で1-1と引き分け。勝利ならもちろん、引き分けでも0-0なら、アウェーゴールの差で、10年ぶりの決勝進出が決まる。これまでよりも好条件でホームでの2戦目を迎えることで、かえって警戒心を強めている様子だった。