横浜FCがロアッソ熊本を下し、J1昇格プレーオフ圏内に望みをつないだ。FWカズ(三浦知良、50)は後半45分から投入され、9月16日の東京ヴェルディ戦以来の出場となり、ロスタイムを含め約4分間プレー。自身が持つJ2最年長出場記録を50歳8カ月10日に更新した。

 試合は横浜FCが前半2分、MF野村直樹の無回転ミドルシュートを相手GKがはじいたところ、FWジョン・チュングンが右足で押し込み先制。前半40分には、コーナーキックからFWイバが頭で押し込み加点した。野村はJ2で100試合出場を達成し「無回転のいいシュートだったので入ったと思った。9割ぐらい、自分の得点ですよね」と苦笑。前節京都戦は前半途中で交代し、その悔しさをこの試合にぶつけ、攻守でアグレッシブさを発揮した。後半も枠内に強烈なミドルを飛ばしたが、またも相手GKにセーブされ「1点は取りたかったな」とちょっぴり悔しそうな表情を浮かべた。