J2ジェフユナイテッド千葉は6日、青森山田高から今季、加入したMF高橋壱晟(19)が契約を更新したと発表した。

 高橋は千葉を通じ「2017シーズン、たくさんのご声援ありがとうございました。J1に昇格することはできませんでしたが、シーズン終盤のような戦いを、来シーズンは開幕から見せていきたいと思っています。来年もともに戦いましょう。応援よろしくお願い致します」とコメントした。

 高橋は、青森山田高3年時に高円宮杯U-18チャンピオンシップを制し、選手権でも前橋育英との決勝戦まで5戦連発でチームを初優勝に導き、ユース年代の2冠を達成し、鳴り物入りで千葉に入団した。

 そして2月26日の町田ゼルビア戦で、MF阿部勇樹(現J1浦和)以来、高卒新人として17年ぶりに開幕スタメンを飾った。その後も順調に出場を続け、5月13日のV・ファーレン長崎戦(フクアリ)では後半開始時に交代も、と年俸の上限がないプロA契約締結条件の900分出場(10試合フル出場相当)を満たし、クラブとA契約を結んだ。

 7月16日の第24節ロアッソ熊本戦までは、19試合に先発するなど順調に出場を重ねたが、同戦以降、出場機会を減らし、途中出場やベンチを温める機会が増えた。10月7日のファジアーノ岡山とのホーム戦の、後半31分から途中出場したのを最後にリーグ戦では出番がなく、ベンチ入りにとどまった。11月26日のJ1昇格プレーオフ名古屋グランパス戦もベンチ入りしたが、出番はなかった。

 今季、リーグ戦は23試合に出場して2得点、天皇杯は1試合に出場した。来季は巻き返しに挑む1年となる。