【ホノルル(米ハワイ州)7日(日本時間8日)=保坂果那】北海道コンサドーレ札幌は今日8日(日本時間9日)、パシフィックリム杯(アロハスタジアム)で米プロリーグMLS(メジャーリーグサッカー)のコロンバス・クルーとの初戦に臨む。この日は会場での練習で備えた。GKク・ソンユン(23)は「これも大会なので、出たら責任感を持ってやる。止める」と出番を待ち望み、無失点に抑える覚悟を見せた。

 挽回のチャンスと捉える。前日6日のホワイトキャップスとの練習試合では1本目の45分に出場。3失点し「ミスで失点し流れを悪くした」と反省する。正守護神としての期待を受け止め「(リーグ戦の)開幕がもうちょっとなので、これからがすごく大事。切り替えていかないといけない」と、自らにプレッシャーを与えた。

 ゴールを守るためのイメージを膨らませた。ピッチは札幌ドームなどの天然芝と違い人工芝で「急にバウンドが変わると思う。気をつけないと」。セーブ練習を繰り返し、ボールの軌道など何度も確認して準備した。相手チームは主将のMFトラップら米国代表が所属し、08年にMLS杯優勝経験のある強豪チーム。自チームは攻撃的スタイルに改革中で得点に苦労している。そんな仲間を後方から支えるためにも「いい試合にしたい」と、好セーブを誓っていた。