J2は第9節を迎えた段階で、ファジアーノ岡山が首位をキープし、3位のFC町田ゼルビア(4勝4分け)と5位の東京ヴェルディ(3勝5分け)が無敗という構図に変わりはない。ただ前節、町田と東京Vが引き分けた一方、勝った大分トリニータが2位、レノファ山口FCが大分と勝ち点17で並ぶ3位に浮上し、岡山を勝ち点差2で追走する。

 岡山は14日に大宮アルディージャとアウェーで対戦する。大宮はJ1から降格初年度ながら18位と低迷しているが、岡山はリーグ戦で過去、2度対戦し1分け1敗と1度も勝ったことがなく、データ的には決して侮れない。

 山口は14日に9位のアビスパ福岡とアウェーで対戦するが、リーグ戦では過去2戦全敗。前節大宮戦でリーグトップの今季6ゴール目を決めた、エースのFWオナイウ阿道の爆発にかけたいところだ。

 町田は15日に、優勝候補と期待されながら、まさかの19位に沈むジェフユナイテッド千葉とアウェーで対戦。町田も千葉には3連敗、1分け3敗と近年、勝てていない。前節のロアッソ熊本戦で後半ロスタイムに同点弾を決めた、U-21(21歳以下)マケドニア代表のドリアン・バブンスキーに期待したいところだ。

 大分は15日に横浜FCとホームで対戦する。17年は1勝1分け、ホームでも1勝2分けと負けがない。上位陣が軒並み相性の悪い相手と対戦する中、相性のいい横浜FCを破って、首位を狙いたいところだ。