ACL決勝トーナメント1回戦第1戦でJ1鹿島と対戦する上海上港(中国)は9日、会場のカシマスタジアムで公式練習を行った。

 練習に先立って行われた公式会見でペレイラ監督は「明日の試合は我々の日になればという思いでいる。簡単な試合にはならないと思うが、決定機を多くつくり、それを決めて、自分たちのいい結果につながれば」と話した。

 Jリーグでも活躍した元ブラジル代表FWフッキは負傷のために「今、メディカルスタッフに世話になっていて、明日のミーティングで決めたい」と出場が微妙だという。それでも、元ブラジル代表コンビの司令塔MFオスカルや現在中国リーグ得点王のFW武磊といった強力攻撃陣は健在。

 エースのFWエウケソンはブラジル時代に、鹿島を3連覇に導いたオズワルド・オリベイラ監督に習っていたこともあり「彼がすばらしい功績を残したクラブと対戦するのは非常に光栄。ただ、オリベイラ監督からは選手は何をするべきなのかということを、ミーティングで話されてきた。自分たちが何をやるべきなのか、ということをしっかりやっていきたい。得点、あるいはアシストという形で最大限の力を発揮したい」と話した。