清水エスパルスMF河井陽介(28)が母校の活躍を刺激にする。今日6日の天皇杯2回戦に備え、5日は静岡市内で行われた非公開練習に参加した。河井の母校・藤枝東は、3日の全国高校総体県大会決勝で清水桜が丘を破り、11年ぶりの優勝。河井が高校3年時に県制覇を成し遂げて以来の快挙で「試合はテレビで見ていた。粘り強く戦っていたし、いい刺激になった」。さらに、高校の先輩でもある日本代表MF長谷部誠(34)がW杯本大会メンバーに選ばれるなど、県内では「藤枝東フィーバー」が沸き起こっている。

 今日の一戦ではボランチとして先発が濃厚。対するFC今治はJFL所属の格下だが「先制することが大事になると思う。しっかり結果にこだわってプレーしたい」と表情を引き締めた。名門藤枝東OBとして恥じないプレーで、チームを勝利に導く。

【神谷亮磨】