鹿島アントラーズは13日、ブラジル人FWペドロジュニオール(31)が、中国2部の武漢卓爾に同国リーグのシーズン終了まで期限付き移籍すると発表した。メディカルチェックなどのため11日に離日したという。

 ペドロジュニオールは鹿島を通じ「自分のキャリアにおいて新たな挑戦をしたく、この移籍を決断しました。サポーターの皆さまにはいつも力強い応援と声援をいただき、感謝しています。クラブに幸運が訪れることを、心より祈っています」とコメントした。

 ヴィッセル神戸から17年に鹿島に移籍。攻撃陣の主軸を担うことを期待されたが、17年7月の練習中に左第5中足骨骨折で全治2カ月、4月のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ上海申花戦で右腹斜筋を痛めるなど故障に泣いた。J1リーグ戦で28試合7得点、ACLで7試合3得点、天皇杯で1試合では無得点と不本意な成績だった。

 武漢卓爾は、浦和レッズで17年にACL制覇などの原動力となった、ブラジル人FWラファエル・シルバが2月に電撃移籍して話題となった。