ワールドカップ(W杯)ロシア大会メンバーで、帰国後、初の公式戦出場となった柏GK中村航輔(23)が、またもアクシデントに見舞われた。

 後半16分、相手MF東慶悟の右サイドからのクロスをセーブしようと飛び込むと、同じく前方から突っ込んできたFW富樫敬真の左膝が頭に当たり、その場で動けなくなった。場内が騒然となる中、すぐに担架でピッチの外へと運ばれ、GK桐畑和繁と交代した。

 中村はW杯による中断期間前、最後の試合となった5月20日の名古屋戦でも接触プレーで負傷し、愛知県内の病院に救急搬送されて脳振とうと頸椎(けいつい)捻挫と診断されていた。リーグ戦では2試合連続となる負傷退場に、心配する両チームのサポーターからは中村コールが起こった。試合は中村が負傷した際のプレーで、柏レイソルDFパクジョンスがオウンゴールを喫し、FC東京が先制点を奪った。