J2アルビレックス新潟は今日15日の第33節、ツエーゲン金沢とホームのデンカビッグスワンスタジアムで対戦する。FW渡辺新太(23)が4試合ぶりの得点を狙う。ここまで7得点。前節岐阜戦でハットトリックを達成し、チーム最多8得点のFW河田篤秀(25)にライバル心を燃やす。そこから生まれるパワーをチームの勝利につなげる。

対戦するのは金沢だが、渡辺新の闘志をかきたてる存在はチーム内にいる。「岐阜戦の後、河田さんに自慢されました。やっぱり悔しいです」。河田とのチーム内得点王争いは励みの1つ。それもハットトリックを見せつけられたら、負けん気に火がつく。「まず俺は2ケタに乗せます」。河田の向こうを張って、金沢戦での“ハットトリック返し”を自身に課した。

裏付けはある。前回、5月3日、アウェーでの金沢戦は3-2で勝った。渡辺新のプロ初得点が決勝点だった。そこから3試合連続ゴールを決めている。「点を取っている相手なので、取れる気はする」。チームは岐阜戦で5得点と攻撃陣に勢いがつきつつあることも強み。「2列目からの飛び出しでゴール前へ顔を出す」と、持ち味発揮が得点への近道だ。

もちろん先にあるのは今季2度目の連勝。「チームが勝てばいいんです」。得点、そして勝ち点3に意欲をあらわにした。