清水エスパルスは5日、MF兵働昭弘(36)が今シーズン限りで現役を引退すると発表した。

清水の公式サイトで兵働は次の通りコメントを出した。

「私、兵働昭弘は、今シーズン限りで引退することを決断いたしました。たくさん笑って、たくさん喜んで、たくさん悔しがって、時には泣いたサッカー人生。14年間プレーできたことをうれしく思い、誇りに思います。充実感に満ちあふれた、幸せな現役生活でした。清水エスパルス、柏レイソル、ジェフ千葉、大分トリニータ、水戸ホーリーホック、ヴァンフォーレ甲府と、たくさんのチームにお世話になりました。そこでのプレー、出会い、交流は私を成長させてくれ、財産になり、最高の宝物になりました。各チームのスポンサー様、チーム関係者の皆様、友人、ファン・サポーターの皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。現役をスタートさせ、7年間在籍した清水エスパルスで引退することができて、今、本当に幸せです。皆さんに支えられ、ここまで来ることができました。ありがとうございました。チームメートと共に、目標に向かって戦った時間は最高の時間でした。すてきな仲間と共に過ごした日々は、一生忘れることはありません。そして、自分の決断を尊重してくれ、1番近くで常に寄り添ってくれた家族にも感謝の気持ちでいっぱいです。2005年にキャリアをスタートさせてから、鳥肌が立つような素晴らしい試合を経験したり、満員のスタジアムでゴールを決めたり、リーグ優勝を経験したり、良い経験をたくさんしました。その反面、病気、ケガをして離脱したり、降格を経験したり、仲間との別れもあり、辛い経験もたくさんしました。その度に、皆さんに励まされ、勇気づけられ、ピッチに戻ることができました。皆さんの存在が、何度も私を奮い立たせてくれました。人に恵まれ、人に支えられた最高の現役生活でした。全ての時間、経験が特別で、夢のようでした。夢のような楽しい時間に終止符をうち、来年から新しいチャレンジをしていきたいと思います。本当にありがとうございました」(原文のまま)

兵働は筑波大を経て、05年に清水に加入。09年から2年間は清水で主将も務めた。11年以降は柏や水戸、甲府など、5クラブを渡り歩き、再び清水に復帰。今季はリーグ戦4試合に出場していた。24日のホーム最終戦神戸戦後に引退セレモニーを行う。