北海道コンサドーレ札幌MF三好康児(21)が2戦連発でACL切符をチームにもたらす。

29日は札幌・宮の沢で、明日12月1日最終節サンフレッチェ広島戦(札幌ドーム)へ向けた練習を行った。途中で雪が降る中、ミニゲームで主力組のシャドー(2列目)でプレーした。勝てばACL出場が決まる一戦に「どの試合も勝ち点3を取るつもりでやっている。気負う必要はそんなにない」と落ち着いていた。

前節磐田戦で今季3得点目をマーク。左足からの絶妙なミドルシュートで勢いに乗る。「いいイメージを持っていける」と、大事な試合を迎える。今季川崎Fから期限付き移籍し、ゴールという形で結果が残せず、苦しんだ。待望のリーグ戦移籍後初ゴールは9月29日鳥栖戦。「欲しかったものなので」と、プレッシャーから解放され、そこから7試合で3得点とシーズン終盤で調子は上向いている。

プロ4年目で初めて主力としてのプレーを経験。シーズン自己最多ゴールは4得点であと1点で並ぶ。「いい1年だったと言えるようにしたい」。アジアへつながる貴重なゴールで締めくくる。【保坂果那】