勝ち点4差で2位につける青森山田が1-2で清水ユースに敗れ、2年ぶりの優勝を逃した。引き分け以上なら、望みがつながったが、17戦目の初黒星。鹿島ユースに逃げ切られた。得点ランクトップに立つJ1北海道コンサドーレ札幌内定のMF檀崎竜孔(3年)も不発。「個人としてもチームとしても、あれだけの決定機がありながら決めきれないのは弱さ」と肩を落とした。

前半19分に、MFバスケス・バイロン(3年)の左足弾で一時同点に追いついたが、相手の速攻と高い技術に勝ち越された。DFの要でJ2アビスパ福岡内定の三国ケネディエブス(3年)は192センチの長身を生かし、終盤は最前線へ。FKからのこぼれ球をシュートも、大きく枠を外し、試合終了。「冷静に考えれば、頭で行けばよかった。プレミア最終節(9日、市船橋戦)で無失点で終えて、選手権に向かいたい」。残された最後のタイトルは必死に奪いに行く。