ガンバ大阪は8年連続で開幕戦未勝利となった。

開始わずか39秒、MF小野瀬が右足で先制点。ホーム通算800点目となるチーム1号をあっさり決めたが、直後の前半3分に失点。ペースをつかみきれず失点を重ねて逆転負けした。

昨夏就任の宮本恒靖監督(42)は「前半は後ろ(最終ライン)が重たかった」と悔やんだ。

テーマに掲げる「タテに速いサッカー」が裏目にでた。速攻と遅攻の使い分けができず「ゆっくり攻撃すべきところで速くやりすぎてボールを失ってしまった」。状態に不安のあったMF今野ではなく20歳MF高をボランチに起用。3年目の若手に、指揮官は「まだJ1で13試合目。流れの中で試合を動かす力は伸ばして欲しい」。試合中に足を痛めたFWファン・ウィジョが試合後、病院に直行するアクシデントもあった。修正力にたけた宮本監督にとっては、まだ1試合が終わっただけだ。