J1開幕戦の2得点で鹿島アントラーズ撃破に貢献した大分トリニータFW藤本憲明(29)は28日、大分市内で調整し、3月2日のホーム開幕松本戦(昭和電ド)での2戦連発と2連勝を誓った。

鹿島戦後、友人らからの祝福のLINEが多すぎて「すごいことをしたと実感させられた」という。昨季ACL王者相手に自信を深めた余裕からか、詰めかけた報道陣を前に「いつもよりカメラが多いですね」とジョークも飛び出した。

それでもてんぐになることはない。「LINEがなくなるようにしたい。点を取ることをスタンダードにしたい」とさらなる高みへ気を引き締めた。昨季J2で2戦2勝し、1得点している松本との第2節へ「開幕戦勝利で勢いがあると思う。勝ち点3を取り(勝利のダンスを)踊りたい。結果にこだわる」と闘志を燃やした。

鹿島戦は新加入のMF小塚和季(24)、FWオナイウ阿道(23)からのアシストで得点しており「新加入選手もフィットしておりチーム力は上がっている。周りとの連係が上がっている感覚がある」と、新旧融合に手応え十分だった。【菊川光一】