清水エスパルスDF飯田貴敬(24)が自慢の快足で真っ向勝負する。2日のホーム開幕となるガンバ大阪戦に備え、28日は静岡市内で完全非公開練習を行った。

飯田は広島との開幕戦に続き「右MF」として2試合連続で先発が濃厚。50メートル5秒8のスピードでサイドをぶっちぎるイメージだ。同サイドでマッチアップするG大阪の元日本代表DF藤春広輝(30)も50メートルは同タイムだが、飯田は「僕の方が速いと思う。負けられない」と力を込めた。

プロ3年目で初の開幕スタメンを勝ち取った広島戦では持ち味を発揮。積極的な攻撃参加も見せた。ただ、ゴールに絡むプレーができず「最後の質が課題。そこを上げていく」と反省も忘れていない。

ポジション争いをする新加入のブラジル人DFエウシーニョ(29)は現在内転筋痛で離脱中。代役で終わるつもりはない。定位置を確保するために求められるのは目に見える結果。飯田は「推進力を見せて、ゴールに絡む仕事をしたい」。サイドを制し、チームを今季初勝利に導く。【神谷亮磨】