水戸ホーリーホックは後半ロスタイムのDF志知孝明の劇的な同点弾でジェフユナイテッド千葉と引き分け、開幕からの無敗を継続させた。

先制したのは千葉だった。前半14分、左サイドからのグラウンダーのクロスをゴール前で受けたFW為田大貴が右足でゴール右隅へ冷静に流し込んだ。後半8分にはチームの要であるMF熊谷アンドリューが負傷交代するアクシデントもあったが、今季初勝利へ向けて全員が体を張った守備で水戸に思うような攻撃を許さなかった。

しかし、迎えた後半ロスタイム。開幕3連勝と波に乗るホームの水戸に痛恨の同点ゴールを許す。ゴール前の混戦からFW村田航一の落としを受けた志知が左足をひと振り。これがゴール左に突き刺さり、土壇場で試合を振り出しに戻した。

試合はこのまま終了。互いの気持ちがぶつかり合った試合は、引き分けに終わった。勝ち点1を積み上げた千葉は最下位を脱出した。