ガンバ大阪の失点癖が直らない。敵地でのサンフレッチェ広島戦は開始7分で2失点するなど0-3の完敗で2連敗。

今季のJ1で初めて無得点に封じ込まれ、4失点した前節神戸戦から守備も立て直せなかった。開幕6戦でリーグワースト2位の15失点に、宮本監督は「失点を少なくと今週の練習から伝えて、直前のミーティングも話したが、大きな問題がある」と指摘した。

試合後には緊急ミーティングを開いた。選手からは「練習中からチームとして甘さがある」と発言があったといい、指揮官も「9個タイトルを取ったことがあるチームという心の隙があるように思える」と、危機感を募らせた。

選手はうつむきながらも必死に好転への道筋を探した。「味方同士リスペクトしすぎている。もっと練習中から要求しないと」と話す選手もいた。守備網の再構築だけでなく、現状打破を促す存在も必要。MF遠藤は「もう1回いいイメージを持ちたい」。練習から意識を入れ替え、自信を取り戻したい。【小杉舞】