ヴィッセル神戸は17日、フアンマヌエル・リージョ監督(53)を自身の意向により、同日付で契約を解除したと発表した。イニーゴ・ヘッドコーチ、ホルヘ・アシスタントコーチとも契約を解除する。

後任の監督には、吉田孝行前監督(42)が指揮を執ることも発表された。

リージョ監督は「バルセロナ化」を進めるクラブの推進者として、昨季途中に電撃的に就任した。マンチェスター・シティーのグアルディオラ監督の師とされ「世界一の戦術家」と大きな期待を背負い、10月6日のVファーレン長崎戦からの指揮では2勝3分け1敗。目標に掲げるACL出場圏内(リーグ3位内)へイニエスタ、ポドルスキに加え、昨年12月にはビジャも獲得と大型補強も行い、迎えた勝負のシーズンだった。

リーグ戦はここまで3勝1分け3敗も、最近3試合で9失点と守備の崩壊が深刻だった。

リージョ監督はクラブを通じ「神戸という街で暮らし、かけがえのない経験ができました。人生では難しい決断をしないといけない事もあります。私と家族にとってはこうする事がベストだと思いました。ヴィッセル神戸は私の心の中に常にあり続けるでしょう。みなさん、今までのサポート本当にありがとうございました」とコメントした。