令和初関連記録も生まれた試合は、鹿島アントラーズがホームで清水エスパルスに快勝した。

ファーストチャンスは清水。開始37秒、FW北川がロングボールに抜け出し、対峙(たいじ)した鹿島DF町田にペナルティーエリア数センチ手前で倒された。このプレーで町田は、開始わずか46秒で“令和J1初イエローカード”。同3分、清水MF中村が直接FKを狙ったが、ゴールラインを割ったかに見えたボールは鹿島GKクォン・スンテにかき出されてノーゴールの判定。“令和初誤審”の疑惑も浮上したが、判定は変わらず試合続行となった。

対する鹿島は前半10分、“元清水の10番”MF白崎がDF安西とのワンツーで左サイドを突破し、中央へクロス。ニアに飛び込んだFW伊藤がつぶれ役となり、後ろに流れたボールをMF土居がボレーシュート。文字通り突き刺さるようなゴールで鹿島が先制した。

後半も鹿島が躍動した。途中出場のFW安部が同24分、MFレアンドロの右クロスを中央で合わせて今季初ゴール。同27分には安部のミドルシュートのこぼれ球をDF安西が流し込み、2試合連続弾で突き放した。