J2横浜FCに来季入団が内定した仙台大MF松尾佑介(4年=写真は終面・東北題字にも)の加入内定会見が17日、宮城・柴田町の同大キャンパスで行われた。国外チームとの契約を含め、仙台大では10年連続のプロ選手誕生。

横浜FCの水色のユニホームを着込んだ松尾は「身が引き締まります。支えてくれた方々に感謝し、応援してくれるサポーターに1つでも多く勝利を届けられるように努力したい」と早くもプロへの自覚を強めた。

会見には仙台大の遠藤保雄学長と吉井秀那監督、横浜FCの服部健二GMも同席。吉井監督は「間合いや後ろを取る駆け引きにたけている。ドリブルだけでなく右でも左でもクロスを上げられ、点を取る部分の才能もある。天才型の選手かも」と、就任10年目で通算16人目のプロ選手誕生を、喜んだ。

入学直後からレギュラーに抜てき。現在は左サイドハーフを務める。昨年の天皇杯で横浜FCのスカウトの目に留まり、すでに3度、練習試合に呼ばれている。チームにはレジェンドFW三浦知良(52)やMF松井大輔(38)ら日本代表経験者も在籍。松尾は「プレーだけでなく私生活の面でも、いい意味で盗めるといいな」と期待した。

来季の正式入団を前に、横浜FCとは偶然にも天皇杯2回戦(7月10日、ニッパツ三ツ沢球技場)で対戦する。松尾は「サポーターに早く認められるようなインパクトを残したい」と、気持ちはもうプロ仕様になっていた。【佐々木雄高】

 

◆松尾佑介(まつお・ゆうすけ)1997年(平9)7月23日生まれ。埼玉県出身。戸塚東小3年から戸塚フットボールジュニアクラブでサッカーを始める。桜木中では浦和レッズU-15、大宮西高では同18に所属。仙台大では1年時からレギュラー。2年時の東北大学リーグで得点王獲得。全日本大学選手権3年連続出場。天皇杯は昨季から2年連続出場。今春まで2年連続で東北選抜入りし、デンソーカップ出場。ポジションはMF。家族は両親、妹、弟。170センチ、64キロ。