サッカーよりも、苗植えの方が天職かも!? サウサンプトンDF吉田麻也(30)が29日、千葉・千葉市の県立幕張海浜公園内に建設中のサッカー施設「JFA夢フィールド」のピッチに芝の苗を植える「ポット苗植え付けイベント」に参加した。

マルセイユDF酒井宏樹(29)とともに、小雨が降る中、一般参加者を含めた約300人と約1万1200平米のピッチに用意された約5万株の苗を植えていった。吉田は土で汚れることも気にせず、子どもたちに笑顔を見せながら、丁寧かつテンポ良く苗を植えていった。自身の出来を聞かれ「(酒井)宏樹の倍は植えたと思います。相当良かったんじゃなかったですかね。相当テンポ良く植えられるようになったので、天職かなと思いました。後世に語り継いでいこうと思います」と周囲を笑わせた。

同施設は今年12月の完成と来年3月のオープンを目指している。海外組は帰国時の自主トレにも利用可能となるだけに「都内近辺になかなかこういう施設がないのが不自由さを感じていたので、ここができれば東京からもすぐですし、千葉以外のところからもトレーニングを積むことができる環境がそろうのは選手にとってプラスになる。僕らも帰ってきて、古巣でやっている選手もいれば自分でピッチを借りている選手もいればという状況なので、ここで集中してトレーニングできるようになればさらによくなると思う」と感謝。「選手側からもしっかり意見を伝えさせてもらって、本当に選手が必要なものを中に入れてもらいたい。ただお金をかけただけじゃなく、意義のある、選手にとっても日本のサッカーにとってもプラスになる施設がつくれればベストだなと思います。この芝を自分で植えて、今後練習だったり自主トレもそうだけど自分で使わせていただくことができるというのはものすごく愛着が湧きますし、地元の皆さんが協力してくださって、たくさんの思いがつまったフィールドなると思うので、すごく楽しみにしています」と期待した。