ガンバ大阪が18歳のFW中村敬斗がハットトリックを決めるなど7発でJ3カマタマーレ讃岐に大勝し、順当に勝ち上がった。

前半10分に先制ゴールを決めた中村は、直後の14分も相手DFからボールを奪い、ドリブルで持ち込み2点目を決めた。さらに後半34分、FWアデミウソン(26)のクロスを走り込んで押し込み3点目。「先制点をとれたのがよかった」と冷静に振り返り、「3点目の後、残り10分ぐらい気が抜けたのかもしれない。抜けちゃいけない」と反省もした。

U-20ワールドカップ(W杯)日本代表に選出され、4試合すべて出場も途中からで無得点に終わった。決勝トーナメント1回戦で韓国に敗れ「W杯で負けたことを持ってガンバで頑張ろうと。今のところ順調にきてます」。その姿勢は宮本恒靖監督(42)も「U-20W杯から帰ってきてモチベーションを高くやっている。いろんな刺激を受けて伸びる時期にある」と評価した。

中村に続き、21歳の食野亮太郎が1得点、途中出場の高木彰人が2得点と若い力が輝きを放った。高木は「出るからには点を決めたい。決めると思って(ピッチに)入った」。結果を出すことが、チャンスにつながっていく。指揮官は「若い力がいい流れを作ってくれている」と話した。