FC東京FW永井謙佑が2得点1アシストと全得点に絡む活躍でチームをけん引した。0-1の前半38分にMFナ・サンホの左クロスを左足ボレーでGK東口の手に当てながら押し込むと、わずか2分後の40分に左クロスに頭で合わせ、ゴール右隅へ。一気に逆転した。

後半15分には、ゴールライン際からマイナスに右クロスを送り、FWディエゴ・オリヴェイラのダメ押し点をアシスト。17年に東京に加入してから自身初となるリーグ複数得点に花を添えた。「僕は当てるだけでした」と、ともに得点に絡んだナ・サンホに感謝した。

昨季から就任した長谷川監督のもと、点取り屋としての自覚が強まった。スピードを生かしてサイドをこなした経験から、シュートよりパスを選ぶことも多かった。指揮官と「もっとゴールに向かってプレーしよう」と意識し、迎えた2年目の今季。得点という、目に見える成果が出たことで、6月のキリンチャレンジ杯では日本代表にも復帰した。エースが好調を維持し、シーズン後半戦で快勝発進。勢いをつけ、次節ホームに王者川崎フロンターレを迎える。【岡崎悠利】