J1清水エスパルスDF二見宏志(27)が攻守でチームに貢献する。13日のガンバ大阪戦(パナスタ、午後7時)に備え、12日は非公開練習に参加。センターバックで先発が濃厚な二見は、守備の要として11試合ぶりの完封を目指す。

一方、攻撃では前節神戸戦でロングスローから決勝点を演出。「あまり取り上げられるとばれちゃうんで」と控えめだが、クロスのような“ハンドパス”は全国ニュースでも取り上げられ、注目された。

映像は助走を始めるシーンから始まり、背後にはクラブスポンサーになっている株式会社「田子の月」の看板が映っていた。主に和菓子などを製造販売する会社の宣伝効果は絶大だったといい、同社の牧田桂輔社長も「反響がすごかったです」と強調。11日には社長自ら練習場を訪れ、二見に銘菓の「田子の月もなか」1年分を贈呈した。

二見は「投げずに勝てれば楽ですけどね」と話すが、チャンスはうかがっている。「手」も武器の1つ。得意のスローで勝ち点3を呼び込む。【神谷亮磨】