川崎フロンターレがガンバ大阪と引き分け6位に転落した。残り5試合で首位鹿島との勝ち点差は8。数字上の可能性は残すが、3連覇は極めて厳しくなった。

0-1の後半開始から体調不良のMF守田に代わりU-22日本代表MF田中を投入。田中が中盤の底に入り前線の人数を増やすことで攻撃に厚みが増し、後半6分、後半18分と立て続けに得点して逆転。だが2分後に失点した。MF中村は「後半は手応えを感じていた。2点目をとって、すぐに追いつかれたのがもったいなかった」と悔やんだ。

DF登里が後半24分に負傷退場し、次節はMF家長とDF車屋が累積警告で出場停止。ルヴァン杯決勝を含め、総力戦で戦わざる得ない状況に立たされた。中村は「下向くのは簡単。自分たちがどれだけ信じてやれるか。自分たちがやり続けるだけ」とキッパリ。王者のプライドにかけ、1戦必勝で最後まで食らいつく。