23年サッカー女子ワールドカップ(W杯)の日本開催を目指す日本サッカー協会(JFA)は12日、国際サッカー連盟(FIFA)に開催提案書(招致ブック)などを提出し、正式に立候補を表明した。うち試合会場となる8つのスタジアムでは、J1ベガルタ仙台の本拠地でもあるユアテックスタジアム仙台(宮城・仙台市泉区)が候補地の1つに選ばれた。宮城県サッカー協会の大久保芳雄会長は「日本招致が実現すれば、本県女子サッカーの普及、技術の向上にとどまらず、女性スポーツの活性化に大きな役割を果たすものと期待しています」と歓迎のコメントを発表した。

また、42のチーム・レフェリーベースキャンプ地では山形県総合運動公園(天童市)とJヴィレッジ(福島・楢葉町、広野町)、32の開催地固有のトレーニングサイトでは泉サッカー場(宮城・仙台市)と宮城県サッカー場(利府町)が東北から候補地として提案された。来年1月から2月に実施されるFIFAのインスペクション(調査)を経て、同5月に開催国が決定する予定。