J1ベガルタ仙台は12日、最終キャンプ地の宮崎市内で初練習を行った。雨の中、フィジカルトレーニングに多くの時間を費やし、ミニゲームなどで汗を流した。

加入2年目のDFシマオ・マテ(31)は、対人の強さを練習でも見せ、守備陣を統率。今季から主将に就任し、日本、韓国、モザンビーク、ブラジル、スペイン、ポルトガル、ポーランド7カ国の選手がプレーする多国籍軍団の先頭に立つ。

昨季はブランクに苦しんでのスタートだった。仙台入り前にプレーしていたカタールでは、7月にシーズンが終わり、試合から約半年遠ざかった状態でチームに合流。ベスト体重から7キロオーバーでキャンプに突入した。チームにフィットするまでに時間を要したが、リーグ戦24試合に出場し、シーズン途中からは不動のセンターバックとして守備に安定感をもたらした。

今季は1次キャンプの沖縄から軽快な動きを見せる。「フルシーズン戦った後にしっかり休めたし、いいコンディションでキャンプに臨めている」と自信を見せる。新主将にも指名され、「自分がなぜ選ばれたのかは分からないが、経験を生かしてチームを助けたい」。尊敬するキャプテンには、パナシナイコス(ギリシャ)在籍時の主将である元ギリシャ代表のカラグニス氏の名前を挙げる。

仙台では7年ぶりに優秀選手に選ばれ、Jリーグを代表する選手になった。それでも「過去は過去で今は今。光栄なことに去年は個人的にいいシーズンを送れたが、一番大事なのはこれから来るシーズンをどう戦っていくか。未来に向けて頑張りたい」。主将、守備の要としてチームを上位へと導く。【山田愛斗】