北海道コンサドーレ札幌DF進藤亮佑(23)が今季公式戦開幕勝利へ、心血を注ぐ。

熊本キャンプ2日目の13日はミニゲームなど実戦形式の練習で動きを確認。16日ルヴァン杯鳥栖戦へ、調整を加速させている。昨年同様にセンターバック右で定位置を張り「モチベーションはリーグ戦もカップ戦も全部一緒。去年の(リーグ開幕戦)湘南戦と同じ気持ちでやる」と意欲的だ。

ミハイロ・ペトロビッチ監督(62)体制の2年間で、フィールドプレーヤーとしてチーム最多のリーグ戦67試合に出場。指揮官の信頼が高い最終ラインの一角だけに、9日川崎Fとの練習試合で7失点(1、2本目の90分)は不本意な結果だったが「しっかり自信を持って、楽しむ気持ちは大事」。長いシーズンを視野に、監督の厳しい要求にも応えていく。

宿舎の相部屋でこの日、主力組に入ったMF金子拓郎ら22歳の大卒新人トリオから見れば1歳年上。ユース出身でキャリア6年目の進藤は「3人とも僕が言わなくてもやってくれる」と前置きしつつ「ポジションとかチームのやり方は当然伝える」。中心選手としての自覚も増して、開幕に向かう。【浅水友輝】