なでしこジャパンの高倉麻子監督が20日、オンライン取材に応じ、代表活動再開について、10月、11月の国内合宿実施を目指して動いていることを明かした。

高倉監督は「短い期間でも1回集まって来年にむけての話をしたかったなと思いますけど、リーグも止まってしまい、思ったより合宿も組めなかった。10、11月に国内キャンプをやるのが年内に立てられている計画です」と話した。もともと同時期には海外遠征を予定していたが、海外に渡航することが難しい現状を考慮したという。

3月下旬に開幕を予定していたなでしこリーグは7月18日に約4カ月遅れでスタートした。高倉監督も18日のセレッソ大阪堺レディース-愛媛FCレディース戦などの視察に出向いた。「選手のサッカーをやれてうれしいという思いを感じた」と口にし「コンディションはこれから上がってくると思う。今、(代表に)選んでいる選手が大切になりますけど、可能であれば拾ってあげられる選手はいるかなと思いながらやっている状況です」と数名の新戦力発掘にも意欲を示した。

9日には新しく代表コーチに育成年代の女子代表監督などを歴任した今泉守正氏の就任も発表された。現在、米フロリダ州立大のコーチを務めている同氏とも連絡をとりあっていることを明かし「女子サッカーのことも詳しいですし、トータルでいろんな部分で力になってくれると思います」と話した。【松尾幸之介】