アルビレックス新潟が今季初の連勝を決めた。福岡に1-0。後半5分、FW渡辺新太(25)の2試合ぶり、今季6得点目のゴールで先制。この1点を守り切って、2試合連続の無失点で勝ち点3を手にした。新潟は次節9月2日、長崎とホームのデンカビッグスワンスタジアムで対戦する。

新潟出身コンビのホットラインがチームを連勝に導いた。後半5分、MF本間至恩(20)がドリブルから縦パス。それに合わせて抜け出した渡辺が左足で豪快にたたき込んだ。このコンビでのゴールは京都戦以来2試合ぶり。前回は0-1のビハインドから追いつく得点だったが、今度は競り合いから勝ち点3への道筋をつける1点になった。

右足関節外側靱帯(じんたい)損傷で離脱していたFWファビオ(23)が8試合ぶりのスタメンで、途中出場だった8節東京V戦以来の7試合ぶりの出場。新戦力のJ1湘南から移籍のMF福田晃斗(28)が加入2戦目で初スタメン。この試合はベンチ外だったが、J1清水から元北朝鮮代表FWの鄭大世(36)も移籍してきた。選手層は着実に厚みが増し、チーム内競争も激しくなった。その状況で、今後のチームの強みになるプレーで決勝点を挙げた。

新潟はこの試合から中2日、中3日で5連戦。強行日程の中、J1昇格に向けた態勢を整えてきた。