J2アルビレックス新潟は6日、是永大輔社長(43)の辞任と、中野幸夫常勤顧問兼後援会副会長(65)の社長就任を発表した。この日の臨時取締役会で辞任の申し出があり受理された。17日付で取締役に異動し、12月31日をもって取締役を退任する予定。

またJリーグも同日、J2新潟に罰金300万円とけん責の処分を科した。ファビオ、マンジーの2人が酒気帯び運転などの疑いで書類送検され、リーグへの報告義務にも違反があったため。是永社長はリーグの処分決定に合わせ、一連の責任をとった形となった。 この日、後任の中野氏が会見を行った。

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是永社長の後任の中野氏は会見に1人で登壇。

-是永社長はなぜこの場にいないのか

中野氏 前回(10月19日)謝罪している。これ以上、出て来るべきではないと考えているのではないか

-辞任を伝えられたのは

中野氏 1日の試合前(東京V戦)に本人から申し出があった。相当の覚悟の上での辞任でしょう

-中野氏が一連の事案を知ったのは

中野氏 クラブのリリース(10月15日)で知った。『あってはならないことが起きてしまった』と思った

-玉乃GMの処分(けん責)に変更は? また事実を共有していたアルベルト監督については

中野氏 玉乃GMとは前日(5日)に話し、とても反省している。今のところ(GMが)自分から辞任するという話はない。監督に関してはピッチ外のことであり業務ではない。指導、処罰を与えることはない

-選手に社長交代を伝えたか

中野氏 今日(6日)の朝に、私と是永社長で伝えた。練習前だったので手短に、試合に集中して頑張って欲しいと伝えた

-選手らの反応は

中野氏 ポーカーフェースだった。選手が試合や練習に集中することが1番

-どのようにクラブの信頼を回復していく

中野氏 オープンでフェアをモットーに活動していく。苦言や応援メッセージを共有していきたい