最近2試合勝利がない5位セレッソ大阪は14日、17位の清水エスパルス戦(アイスタ)に臨む。

スペイン人のミゲル・アンヘル・ロティーナ監督(63)は13日、大阪市内での練習後、オンラインで取材に応じ「(前節から中10日で)全員がいい状態で練習ができた。清水は監督が交代し、よい部分を残しつつ修正している最中。選手には相手の分析をして情報を与えているが、特別なことはない」と、平常心で敵地に向かう。

C大阪の勝ち点49は、1つ順位が上の4位名古屋グランパスと同じで、3位FC東京とは1差。残り試合はC大阪が8試合と上位では最も多くあり、現状では天皇杯出場権が手にできる2位は現実的な目標だ。

現在3試合連続得点中で、今季全4得点を荒稼ぎしているFW豊川雄太(26)は「C大阪にはパスを出せる選手がおり、僕はそこのタイミングを合わせるだけ。もっと向上できるし、改善すればゴール数も増やすことができる。結果にもっともっと、こだわらないといけない」と、4試合連続ゴールを狙う。

DF松田陸(29)も「相手は監督が代わって、アグレッシブにくるので受け身になるのではなく、ボールを支配して挑戦者のつもりで戦いたい。僕たちは負けられない」と背水の構え。上位争いを勝ち抜くためにも、得失点差も稼いでおきたい。自慢の堅守をベースに、ゴールラッシュで勝利を目指す。【横田和幸】