日本プロサッカー選手会は25日、関東近郊でJリーグから戦力外を受けた選手などを対象としたトライアウトを開催した。

この日はJ2徳島ヴォルティスのMF島屋八徳(31)、J3のSC相模原のMF立花歩夢(25)らが参加した。

島谷は、所属の徳島が天皇杯を勝ち上がっており、天皇杯でアピールの場があるが、クラブとも話し合いトライアウト参加を決めた。島谷は「コロナ禍で移籍マーケットも例年より遅れている。各チームにこれぐらい動けるとアピールできるいい場だし、経験にもなる。名前を覚えて帰っていただくだけでもきっかけになるかなと」と前向きにとらえた。

立花は2年連続のトライアウトの参加となった。流通経大時代は、川崎フロンターレでベストイレブンに輝いたMF守田英正、ベガルタ仙台で活躍するFWジャーメイン良とともに、インカレ優勝に輝いた経験を持つ。横浜FCでプロ生活をスタートさせ、ブラジルのトンベンセ、オーストラリア2部のプレストン・ライオンズを経て今夏に相模原でプレーしていた。同級生の活躍に「負けたくない気持ちも強いし、彼らが上で活躍しているから、自分もやってやろうという気持ちになっているのでありがたいです」と刺激を受ける。

2年連続の試練に「自分がまだまだだということ。自分が変わらなくてはいけない」と気を引き締め「プレーする場を与えてくだされば、どこでも頑張りたい」と、カテゴリーを問わず現役続行への強い気持ちを口にした。