31日に開幕する全国高校サッカー選手権に京都代表として2大会連続で出場する京都橘が28日、大会が開催される首都圏に向け新幹線で出発した。

新型コロナウイルスの予防対策を万全にし、31日の松本国際(長野)との初戦に臨む。チームはマスクや消毒ジェルなどを持参。感染予防を徹底しての移動となった。マネジャー3人のかばんには、手指消毒用のアルコール。埼玉県内の宿舎ではワンフロアを貸し切るという。

就任21年目の米沢一成監督(46)は「『(対策を)嫌がったら、試合に出る出ないに関わる』と言い聞かせ、生徒もしっかり取り組んでいます」と明かした。MF中野晃弥主将(3年)は「今までやってきたことを出しきりたい。コミュニケーションを大事にして、全国優勝します」と決意。12年度に準優勝。悲願の日本一を目指す戦いが、始まる。【佐藤あすみ】