第99回全国高校サッカー選手権は9日に埼玉スタジアムで準決勝が行われる。山梨学院以外の帝京長岡(新潟)矢板中央(栃木)青森山田は前回大会に続く4強入りとなった。

▼山梨学院-帝京長岡(12時5分)

スタイルの異なるチームによる実力伯仲の一戦。前回は準決勝で敗れた帝京長岡は県勢初の決勝進出を狙う。技巧派ぞろいで、積極的なプレスからパスワークでゴールに迫る。FW葛岡が2戦連続ゴール中と好調。優勝した第88回大会以来の決勝を目指す山梨学院は球際に強く、4試合で1失点。DF一瀬ら空中戦に強い選手が多く、セットプレーも武器にする。

▼矢板中央-青森山田(14時20分)

前回準優勝の青森山田が総合力で上回る。前線からの守備や1対1の強さは今大会随一。序盤から押し込み、CKや内田のロングスローから先制する展開が理想だ。矢板中央は、前回は目前で逃した初の決勝を目指す。3試合1失点の堅守で持ちこたえ、速攻で反撃したい。長身センターバックの新倉と島崎は、セットプレーでも威力を発揮する。