Jリーグのシーズン到来を告げる「FUJI XEROX SUPER CUP(富士ゼロックススーパーカップ)」が、同一企業の協賛で最も長く開催されたサッカースーパーカップの大会として、ギネス世界記録に認定された。

1日、オンラインで開かれた今季のゼロックス杯開催概要発表会見で、認定員から表彰された。同社は94年から冠スポンサーを務めており、今季で28回目の大会を迎える。昨季の27回目をもって、ギネス世界記録に認定された。

Jリーグの村井満チェアマンは「27年という歴史は、Jリーグの歴史そのもの。このスーパーカップとともに歩んできた。Jリーグには100年構想という言葉があるので、この先100年はご一緒できればと思っている」。富士ゼロックスの玉井光一代表取締役社長は「長く続けるのは非常に大変なこと。これから未来に向けても、長く続けることが会社の使命だと思っている。これからもギネス世界記録をどんどん破っていきたい」と話した。

なお富士ゼロックスは、4月1日から「富士フイルムビジネスイノベーション」に社名を変更することが決まっており、「富士ゼロックススーパーカップ」としては、今回が最後の大会となる。玉井社長は「未来について全てが分かっているわけではないが、本大会を継続していくつもり」と、引き続き協賛を続ける意向を示した。

今季のゼロックス杯は2月20日に埼玉スタジアムで行われ、昨季J1と天皇杯の2冠を達成した川崎フロンターレと、J1、天皇杯ともに2位に終わったガンバ大阪が対戦する。大会アンバサダーには、川崎F・OBの中村憲剛さん、G大阪OBの本並健治さんが就任した。