北海道コンサドーレ札幌が鳥栖を5-1で下し、ルヴァン杯2連勝を飾った。

前半8、9分と立て続けにシュートが相手に当たるオウンゴールで先制し、同37分にはMF深井のボレーシュートで3点目を追加。後半にブラジル人コンビが2得点し5発大勝だった。開幕から6試合無失点負けなしのリーグ戦からメンバーを入れ替えた鳥栖に対し、ペトロビッチ監督(63)が「現状のベストチームで戦った」と話すとおり主力を投入。「自分たちの前からのプレス、ボールを奪ってからの危険な攻撃を見せられた」と納得の勝利だった。

悲劇から学び、反省を生かした。リーグ戦前節20日神戸戦で3-0から4失点で逆転負けを喫した。この日も前半を3-0で折り返した。キャプテンマークを巻いたDF福森は「同じことを繰り返さないように、0-0の気持ちで自分たちのサッカーをしようと声を掛けた」。油断せず、守りに入らず、攻めた。リードを4点に広げて勝ちきった。

リーグ戦は3月の4試合勝利なし(1分け3敗)。「まず嫌なムードを断ち切って、勝ちきっていきたい」と福森。ショッキングな敗戦から一気にチームが上向く1勝となった。【保坂果那】