開幕6連勝は俺たちがたぐり寄せる!J2アルビレックス新潟は3日、今日4日のアウェーSC相模原戦(ギオンスタジアム)へ向けた最終調整を聖籠町で行った。前節東京V戦(3月27日、7-0)で自身初のハットトリック達成のMF高木善朗(28)、3試合連続ゴールを狙うFW鈴木孝司(31)が好調ぶりをアピール。息のあったコンビネーションを見せる2人が最前線で躍動し、J2参入初年度の99年にクラブが記録した開幕7連勝に王手をかける。

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絶好調コンビがチームを6連勝に導く。MF高木とFW鈴木。試合で抜群のコンビネーションを見せる2人はピッチ外でも息ぴったりだ。3日の前日会見の合間、トップ下の高木が今季4得点を挙げている1トップの鈴木に「4得点中3アシストを高木選手から受けています。コンビを組む手応えは?」と質問を投げかけると、「いい感じです。もっと(ラストパスが)欲しいです」と笑顔で返答。ピッチを離れても絶妙のやりとりを見せた。

開幕から好調をキープする高木はここまで5試合で5得点4アシスト。前節は古巣・東京Vから自身J初のハットトリックを達成した。「連続得点は大切。次も勝利につながる得点、アシストを狙っていく」と意気込む。最前線で高度な連係を見せる鈴木とは試合をこなしながら互いの特長を共有し合う。「アシストしやすい。もっとコンビネーションを高めていきたい」と話す。

ここ2戦3発の鈴木も3戦連発へ準備は万全だ。オフの2日。午前中はクラブハウスで軽く体を動かし、午後は自宅でゆったり過ごし、体調維持に努めた。「自分のペースで調整できたし、リフレッシュ出来た。いい状態で(4日の)試合に臨めそう」。ホットラインを形成する高木には「見えていない状況でも、声を出すだけでパスが出て来る。受け手として動きにメリハリがつけやすい」と相性の良さを口にする。

4日に対戦する相模原は守備に特長のあるチーム。2人は「ボールを保持するだけではなく、チャレンジのパス、シュートを多くしたい」と声をそろえ、「得点は自分が取る!」。連勝奪取に向け、コメントにも乱れはなかった。【小林忠】