川崎フロンターレは7日のサガン鳥栖戦(等々力)に勝利すると、史上10クラブ目のJ1通算300勝を達成する。

鬼木達監督(46)は5日、オンライン取材に応じて「クラブとして喜ばしいことで、ホームであればなおさら。記録よりもまずは一戦必勝を大事にしたい」と謙虚に話した。

00年にJ1昇格もわずか1シーズンで降格し、その後は05年から現在まで17年間J1で戦い続けている。100勝は10年7月25日の京都サンガF.C.戦で、200勝は16年7月13日のアルビレックス新潟戦で達成。次第に勝ち星を重ねるペースを上げている。

300勝をかけて戦う相手は、昨季17クラブのうち唯一勝てなかった鳥栖。2月22日の開幕戦で0-0、優勝決定後の12月12日には1-1と、2戦とも引き分けている。

鬼木監督は「どの相手に対しても、気持ちの部分で『このチームには』みたいなものはない。常に全力、が自分のスタイル。去年確かに勝てていないけれど、タイミングや采配もあると思う。しっかりと分析して戦いたい」と、冷静に勝利だけを見据えた。