ノルディーア北海道は、吉備国際大Charme岡山高梁との開幕戦に0-2で敗れた。改編された新リーグで、4年ぶりのホーム開幕戦だったが黒星発進。今季から指揮をとる詫間美樹監督(36)は初陣を飾れなかったが「相手の采配などを含めてすごく勉強になりました。全然後ろ向きじゃなく前向きにとらえたい」と振り返った。

前半、相手を1本上回る6本のシュートを放ったが、ゴールは遠かった。前半ロスタイムに失点し、後半はオウンゴールで2点目を失った。FW丸形梨恵(29)は「ゴールを決める、最後のフィニッシュの部分が…」と悔しがった。

コロナ禍により昨年に続き3月の道外遠征が中止。例年の3月は5、6試合ほど実戦を積んでいるが、今年は3試合で開幕を迎えた。詫間監督は「体力的な部分も心配だったんですけど、選手が90分走りきってくれた。弱さを見せる選手が1人もいなかったというのは次につながる」と評価した。

初勝利を目指して次戦は18日、敵地で福岡J・アンクラスとぶつかる。10月まで残り13試合。詫間監督は「選手たちとコミュニケーションを取りながら課題を改善していきたい」と気を引き締めた。【山崎純一】