湘南ベルマーレGK谷晃生(20)がもう少しでアシストかという絶妙のフィードを見せた。

1点リードの後半22分。ペナルティーエリアを飛び出して相手のスルーパスをカットすると、前線のFW大橋へ素早く右足でロングパスを送った。

大橋は飛び出してきた相手GKとうまく入れ替わってボールをキープし、無人のゴールへシュート。右サイドの角度のない位置からだったためゴール左へ外れたが、「チームにプラスになればという意味でフィードもそうですし(DFの)背後のカバーもそうですけど、もっと質を高めていければと思います」という谷が、日ごろから取り組んでいるプレーだった。

谷は後半14分には相手FW渡辺の至近距離からのシュートを好セーブ。2-0の完封勝利に貢献した。これでチームは8戦負けなしで、その間の失点はわずか2。それでも谷は「後ろの選手が失点が少ないから良いという問題じゃなくて、チームとしてもっともっと勝利を積み重ねたい。8試合負けなしですけど、その中で2勝しかできていない。もっともっと勝たないといけないと思う」と、次戦15日横浜FC戦での連勝を誓っていた。