サッカー女子の元日本代表で、米プロリーグNWSLのスピリットに所属するFW横山久美(27)が、心と体の性が一致しないトランスジェンダーであることを公表した。

自身のツイッターに「横山、カミングアウトします」と記し、元日本代表でNWSLレーシングに所属するFW永里優季の公式ユーチューブチャンネルに登場。そこでトランスジェンダーだと説明した。

横山は動画内で、これまで女性と交際してきた事実を明かし「将来、サッカーをやめて男になって生きていきたい。日本にいる時は隠していたが、米国に住んで、オープンにしていいんだと感じた。隠していることはダサい、と言われた」などと話している。

なでしこジャパンでは切れ味鋭いドリブルを持ち味に、代表戦通算43試合で17得点と活躍。19年の女子ワールドカップ(W杯)にも出場している。「日本でもLGBTQという言葉が普及し、取り上げられているが、自分みたいな立場の人たちが声を大にして言わないと、まだまだ発展していかない」と訴えた。