セレッソ大阪は15日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦で、浦項(韓国)と本拠地ヨドコウで対戦する。コロナ禍のため、試合方式は従来のホームアンドアウェーではなく、一発勝負になる。

前日会見が14日、オンラインで行われ、C大阪小菊昭雄監督(46)は「ACLのタイトルはクラブの悲願であり、獲得に向けて全員の力で最初の壁を乗り越えていきたい」と意気込みを示した。

元韓国代表のGKキム・ジンヒョン(34)は、母国のチームとの対戦となり「重圧がないことはない。もちろん、いいパフォーマンスを見せないといけない。チームのために勝つことを考えれば、いい方向にいける。相手は絶対に球際で強くくるので、僕らも負けないようにしたい」とコメント。

同選手は韓国の大学を卒業後、すぐにC大阪入りした在籍13年目。18年ワールドカップ(W杯)ロシア大会の韓国代表にも選ばれ、Jリーグ屈指の実力を誇る。浦項の印象は「今年のKリーグも何試合か見たが(昨季まで在籍した)主力がいなくても戦えるチームで、みんなが理解して1つになって、いい結果を出している」と話した。

ACLに3年ぶり4度目の出場となるC大阪は、初出場した11年のベスト8が過去最高。今回は6~7月の1次リーグJ組を4勝2分けで首位通過している。その時はブラジル人のレビークルピ監督が指揮を執ったが、8月末に成績不振で契約解除され、コーチだった小菊監督が内部昇格した。

対する浦項は、1次リーグG組を3勝2分け1敗で名古屋グランパスに次ぐ2位で通過した。ACLは過去、アジアクラブ選手権時代を含めて3度優勝。今季のKリーグはここまで5位で上位争いをしている。