J2アルビレックス新潟の右サイドバック(SB)藤原奏哉(26)が4試合ぶりの勝利を誓った。オフが明けた15日は聖籠町で練習。19日のアウェー東京V戦へ向けて準備を再開させた。ホームでの11日山形戦は1-2で逆転負け。「自分が抜かれて同点ゴールを許してしまった悔しさが残っている。次で同じことを繰り返さないようにしながら、積極的に攻撃参加してチャンスを広げたい」と闘志を見せる。

今春にJ2北九州から加入。開幕から全29試合に先発出場し、プレー時間はチーム最長の2591分を記録する。ボールを奪いきる守備力に加え、タイミングのいい攻め上がりでチャンスを拡大させるSBは「エリア内への進入は良くなっているので、早く勝利につながる(今季)初ゴールを奪いたい」。

新潟はここ5試合で1勝2分け2敗。3位キープも、勝ち点51で4チームに並ばれ、J1昇格圏2位の京都との勝ち点差は10に広がっている。リーグ戦残り13試合での逆転昇格に向け「上が3連敗して、うちが3連勝すれば追いつける数字。10差は大きいかもしれないが諦めない」と言い切った。【小林忠】