鹿島アントラーズはサガン鳥栖に競り勝ち4位に浮上した。ホーム最終戦を白星で飾るのは6年ぶり。

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クラブ創設30周年で「3冠」を掲げてスタートしたが、今季も無冠に終わった。試合後、主将のMF三竿健斗(25)がピッチ中央であいさつした。三竿は累積警告で鳥栖戦は出場停止だった。声を出せない中でも応援に駆けつけたサポーターへの感謝を口にしたあと、声を震わせながらこうあいさつした。

三竿 30周年の節目の年でタイトルを今年も取れなくて、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。僕たちは、若いチームですが、もっと個人が成長して1人で試合を決めたり、1人1人がチームを勝たせられる選手にならなければいけません。そして、チームとして変わらないといけないと思います。球際や切り替え声を出すなど、初歩的なことだけを追求していても、タイトルを取り続けるチームに僕はならないと思います。僕らを見たときに、相手が恐れるような、ゲームを支配するチームにならないと、これから先、また同じ悔しい気持ちをするだけだと思っています。その中でも、僕らが大事にしている結束すること、仲間のために戦うこと、タイトルへのこだわり。それだけは絶対、変えてはいけないと思います。

最後はサポーターにともに戦うことを呼びかけ、来季の巻き返しを約束した。