WEリーグ・アルビレックス新潟レディースは29日、聖籠町で静岡キャンプ入り前の最終練習を行った。主将の上尾野辺めぐみ(35)は「オフ明けだが、徐々にコンディションは上がっている。ケガに気をつけながらキャンプでしっかり調整していきたい」と話した。

新潟は2勝2分け5敗で前半戦を終え、現在9位。上位3位入りを目指し、後半戦巻き返しを狙う。「前半戦は個々の判断ミスから相手にボールを奪われることが多かった。ボールを保持しながらもゴールに迫っていくシーンを増やしたい」と修正点を挙げた。

村松大介監督(44)はスタメンをリセットすることを選手に伝えた。戦術強化に重点を置くキャンプは2月13日まで行われる。上尾野辺は「みんながのびのびと楽しくプレーすることが大事。ポジション争いもあると思うが、刺激し合って14日間やっていきたい」。

村松監督は「いい競争をして積極的にアピールしてほしい。その中でもチームの目指すべきことがトライできる11人で後半戦を迎えたい」。後半戦初戦の3月13日アウェー長野戦に向け、チーム内の競争が本格化する。【飯嶋聡美】